【雑談】ブログ名に出てくる「チャンスくん」とは何か

ブログ名に~チャンスくんをつかまえろ~と書いてあるのだが,多くの人は「チャンスくんって何?」となるだろう.このチャンスくんというのは筆者が高校生のときに授業で習った言葉であるのだが,少し調べていると実は海外のことわざであることが判明した.個人的に衝撃的かつ何となく嬉しいニュースなので,これから誰かにチャンスくん説明するときのために書いておく.(ただの雑談なので,回路系の参考にここに飛んできた方はもちろん読み飛ばしてください)

筆者が知るチャンスくんとは

筆者は,高校は体育科という学科に通っていた.もうとにかく体育を頑張る学科である.授業科目にも特殊なものがあって「体育理論」なるものを勉強したりする.この体育理論という授業でチャンスくんというものを習ったのである.

体育理論は色んな体育の先生が週毎の交代で授業していく感じで,たしかW先生の授業の時に,以下のような感じでチャンスくんが登場してきた.

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チャンスくんの外観と特徴

先生の言うことはこうだった.

  • チャンスくんはいつどこで出現するかわからない.偶然あなた達の前に出てきたとしても非常に素早くなかなか捕まえれるものではない.だから,チャンスくんが現れたときのために,常に準備をしておかなければならない.それは心技体すべてである.準備なくしてチャンスを自分のものにできない.

チャンスくんの語源

ふと,チャンスくんをネットで検索してみたら,色々チャンスくんの情報が出てきた.どうやら筆者の高校だけで出現するものではなかったようだ.

ja.wikipedia.org

lealta.jp

色々見ていると,海外でそういうことわざがあるそうで,意味としては私が習ったこととほぼ同じ.今になっで,スポーツ一筋,脳みそ筋肉だった筆者に先生がものすごくわかりやすく教えてくれていたんだと感謝です.

計画的偶然性の重要性

社会人になって,筆者の師匠から頂いた本がある.著者:井上久男「会社に頼らないで一生働き続ける技術~「生涯現役」四十歳定年のススメ~」という本である.この本のp.116に,こんな記述があった.

キャリア論では「計画的偶然性」が大切だとも言われる.計画と偶然は真逆の意味だが,自分の将来について問題意識を持って行動していないと,偶然チャンスが巡ってきても気づかないという意味だ.

これも,チャンスくんと同じような意味.高校生の時に体育理論で習い,筆者の考え方の一つの軸になっていたことが,ビジネスやキャリア論の世界でも「計画的偶然性」という言葉で重要視されていた.改めて,W先生には感謝である.

まとめ

高校生の体育理論の授業で出会ったチャンスくんだったが,エンジニアとして社会人になってからも再びチャンスくんについて考える機会に出会えた.昔は「社会に貢献できる体育人」を目指していた筆者だったが,今はエンジニアとしての目標を達成するためには,チャンスくんに出会ったときに必ず捕まえられるよう,今の恵まれた環境に感謝しつつも,大企業の名に惑わされぬよう,スキルを磨いてしっかりと準備をしていきたい.

参考文献

[1] 井上 久男, “会社に頼らないで一生働き続ける技術~「生涯現役」四十歳定年のススメ~”,プレジデント社,p.116,東京,2016.

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